一人娘が4歳の時に大腸がんを経験した田中聡子さん(たなかさとこさん・大垣市出身)が絵と文を担当した、絵本『ママのバレッタ』の原画17点及び本文と、田中さんのメッセージが展示されます。
『ママのバレッタ』は、2018年に生活の医療社から刊行された絵本です。(一社)キャンサーペアレンツが、子どもとがんの話をしてもらいやすくするために絵本をつくろうと立ち上げた「えほんプロジェクト」で制作した作品の第1弾。
がんの治療の影響でバレッタ(髪飾り)が使えなくなった母親との日常を、娘の視点からユーモアを交えて綴っています。
作者の田中聡子さんは、私の高校の時の同級生です。当時は「みんなのアイドル」的存在だった彼女。高校時代は1度も話したことがなかったのに、卒業して30年以上経って再会することができました。今も当時と変わらない可愛らしさがある彼女ですが、がんサバイバーだからこその強さもありながら、優しいタッチで描かれた絵は、心にポワンと温かいものを運んでくれます。ひとりでも多くの方に足を運んでいただき、「がん」について考える機会にしていただければと思います。
今日は、展覧会前の内覧会に参加しました。なんと今日の催しを知って、駆けつけてくれた同級生2人に会うことができプチ同窓会になりました。
■開催期間
令和2年7月18日(土)~7月26日(日)
※休館日である7月20日(月曜日)を除く
10時00分~18時00分
※初日は11時30分から
■開催場所
岐阜県図書館 2階 企画展示室2
■関連図書等の展示
期間中は図書館1 階にて、絵本『ママのバレッタ』の他、がんやがん治療に関する図書を展示。また、がんの予防と検診に関するパンフレット等が設置されています。
■岐阜県図書館
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/
■一般社団法人キャンサーペアレンツ